今日から

日々を綴る

今日からの新着ブログ記事

  • 5と67

    身長110センチと182センチがあぐらをかいて向き合っている。 間には将棋盤。 六億手先を読む天才、藤井聡太さんのニュースが流れるたびに、夫はその快挙は勿論だが彼の高校生らしからぬ謙虚なことばに感じ入ることしきり。もううっとりと言ってもいいほどだ。 私はこの歳になって将棋って何?という恐しい無知か... 続きをみる

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  • 横顔を見ながら

    夫と二人の暮らしになって、二年半が過ぎた。 早々に目覚め5:30の薬を飲むところから始まる私の一日と、ゴミ出しに合わせた起床時間で始まる夫の一日は、始まりだけずれているが粛々と擦り合わさり、17:30には一緒に夕食、18:30にはもう夫は食器を食洗機に入れて水場を拭き上げている。静かな夜が長い。 ... 続きをみる

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  • おしまいだよ

    フーテンの寅さんの口癖に 「それを言っちゃあおしまいだよ。」 というのがあった。 学生時代、友人Hとお正月には寅さんを観に行った。内容はすっかり忘れてしまったが、今幾つかの人生訓とも言える言葉が思い出される。 一つ目が上記の言葉。 「それを言っちゃあおしまいになってしまう。あの子がそうしたのは道理... 続きをみる

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  • 再会したときのこと

    50歳の時の同窓会ですれ違いざま、笑顔で名前を呼んで声を掛けてくれた。それがなければ、高校時代同じクラスではあったけれど殆ど話したこともないQ君に歯の治療の相談をしようとは思わなかっただろう。 営利に傾かない診断を得る為にセカンドオピニオンを取りたいと思った。 果たして当日、倒された椅子に座って待... 続きをみる

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  • 脳の可塑性その後

    脳は変えることができるという本を読んだのは二月のことでした。以前「脳騙し」についてはやはり本で読んで知っていましたが、今ひとつ揺さぶられなかった。 ハードカバー500頁以上の本を読んだのは何年振りのことだったでしょう。 そして自分なりに納得し、本の内容を消化してその「脳の可塑性」に取り組んだ(オー... 続きをみる

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  • ざっくり

    長い間ブログを書かなかったのは、ドラクエに打ち興じていたからというのではなく、それだけでなく「色々あったから」。(なんとざっくりとした言い方だこと。)恐らくこの気ままなブログを覗かれなくもなるだろうなと思っていました。ところがまた来てくださった方がいらっしゃるのですね。ありがとうございます。嬉しい... 続きをみる

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  • 強制終了に近い

    ドラクエが突然終了しました。 昨夜手がブレて、中断した所に戻れなくなった。変なボタンを押してしまいました。半泣き(老婆の半泣きは悲惨というしかないですな。それもドラクエ消えたからってアホです)、悲壮な声で夫を呼ぶと、「やってないから分からないよ」と言いながらあれこれやってくれて、結果予想通り私の勇... 続きをみる

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  • 励ます言葉

    同病の友人の体調が良くない。 メールも筋肉の硬直で思うように打てず、「ごめん。限界」で終わることや、途中にaaaaaaとミスタッチがそのまま送られてくることがある。 私の文章を面白がって読んでくれるから、私も面白がって書く。 褒めるのが上手だから、つい調子に乗って書くと、返事を懸命に書いてくれる。... 続きをみる

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  • ドラゴンクエスト

    5月がブログを書いた最後。3か月という月日が流れました。 時は案外ゆっくりと流れるものなのですね。「早く早く」と気忙しく過ごして来たけれど、流されるままの非生産的な過ごし方をしていると、1日は結構長い。 そしてなあんにも形は残らない。 子供達が昔使っていたドラクエをやっています。壮大な時間の無駄使... 続きをみる

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  • テントの中で2

    「早朝がいいかも」って昨夜夫が言いました。 4:00には目が覚めていますが、病気のせいで動けない。 でも、6:59今昨夜より良いコンディションで入れました。 動けます。いつもはまだ動けないけど。 パーキンソン病は精神的な要因が身体二影響を与えるので、この子供みたいな「わーいわーい」感が脳に良いのか... 続きをみる

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  • テントの中で

    今日、夫が5歳の孫の為に、庭にテントを張りました。何十年も前に買ったきり一度も使われず、もはや「緊急用です」って顔で物置で眠り続けていた大人二人が余裕で寝られる代物。 孫は大喜びであれこれ持ち込み、疲れ果てて横で眠っている娘の横で飽きず遊んでいました。 で、それを見ながら私が決めていたこと。日が暮... 続きをみる

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  • 風の中で

    公園のベンチで風に吹かれています。 たまには脳を休ませないといけないそうです。 何も考えない、脳私空っぽにすること。 難しいです。 あぶくの様に脈絡もなく浮かんでは消え、堆積していく昨日のこと、今日の思い、昔の後悔。 振り切ろうと外に出て来ました。 小さな公園を吹き抜ける風の音。 若い家族の楽しげ... 続きをみる

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  • 同級生

    父が客死したのは私が16の頃。 倒れて一週間後のことだった。思春期のことで、父親の死を受け止め難く、丁度反抗期で父親嫌っていた自分を責め続けた。 看取り、葬儀と長く休んで久しぶりに登校して間もなく受けた国語の授業で、教師が突然死んだ人間の顔について話し始めた。 身体を固くして聴きたくない雑談に耐え... 続きをみる

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  • 動物だけど。

    子供を産んだ時、自分が動物だということを嫌というほど味わった訳ですが、このウィルス騒動でもじわじわと来ています。 外に出たい。 私がポチなら「ポチ、お散歩行くよ。」ってご主人様に言われたら、ちぎれんばかりに尻尾を振りそうです。 筋力の衰えが怖いです。 何とか20分の散歩と30分程度の運動はしていま... 続きをみる

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  • 時が流れて

    小一のやんちゃ娘と小六の兄貴のやうな老いぼれ夫婦 昔、その昔、新聞の投稿歌壇でこの歌を見つけ、切り抜いて日記に挟んだ。 (勝手に引用しています。ごめんなさい) 読んだ時、こんなご夫婦がおられるということ自体に打たれた。 時が流れ、遂にというかやはりこんな夫婦にはなれなかった。私は。 しおしおととぼ... 続きをみる

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  • 続・脳の可塑性

    随分とご無沙汰してしまいました。 脳の可塑性についてのノーマン・ドイジの本を読み終わり、このタイミング(突然「明るく生きることにした」と日記に書いた)でこの本に出会えたことも何かの縁、神の恩寵、天の配剤?かという毎日を送っています。 この本を私に教えてくれた友人本人が「自己暗示か」と聞きます。 紹... 続きをみる

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  • 脳の可塑性というもの

    ここ数年、読書に全く興味が失せていた。読んでいるようで、目が文字にとどまらないというのが一番正確な表現だろうか。 先日バカリズムという芸人が「自分は本を読まない。文字の羅列は図形にしか見えない」というような意味のことを言っていて、はたと気づいた。 この感覚に似ていることに。 脳にチップを埋め込む手... 続きをみる

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  • いたわりながら

    随分このドアを開けなかった。体調が安定せず。で、これなんだっけ?って自分でいいね!を押してしまいました。恥ずかしい。 それはそうともう一月も半ばを過ぎ、時が経つのはなんて早いことと改めて感じます。 もうじき誕生日が来ます。先日、肩腱板断裂を見て頂いた大学病院の先生曰く、「80でも(腱板が)切れたま... 続きをみる

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  • 春よ来い

    同病の友人に聞いてみた。 将来の身の処し方をどう考えているのかと。 寝たり起きたりの友人に、無神経であったかと後で気づいた。 「新年早々ハードルの高い質問ね。考えないことにしてる」 「戦争も地震も株もどうでもいいわ。思考が止まってる」はもう一人の友人。これは最近の心境とのこと。 そしてもう一人は重... 続きをみる

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  • 海へ来て

    森昌子がNHK「みんなの歌」で歌ったのを聴いてずっとまた聞いてみたいと思っていた歌がある。 子供達がまだ小さい頃だったような記憶があるが間違いかも知れない。 それが数年前たまたま発掘現場に居合わせたとしか思えなかったが、放送された。私のような捻くれ者にとっては、座右の銘にしたいような美しい詞と森昌... 続きをみる

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  • 眠れない夜に8

    どうでもいいことですが、訂正です。プラス2年ではありません。計算が合いません。 記憶力、戻って来たみたいなんてことを友人に昨日メールで言ったばかりなのに。二つの記憶力判定アプリで40歳と28歳と出て、気を良くして。 思考力は衰えてます。確実に。 後で読むと、あれれと思うことばかり。 読んでくださっ... 続きをみる

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  • 昔のことです。

    結婚して来月で40年になる。 遡ると、初めて存在を知ってから47年。 今の時代は、結婚はしてもしなくてもいいようになった。風潮として。 たかだか40年前のことなのに、あの頃は適齢期というものがあって、25歳までに結婚出来ない娘は売れ残りのクリスマスケーキなどと言われた。 どうしてこんな人と一生暮ら... 続きをみる

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  • 義妹は連れ合いのことを「おっとっと」と言う。

    うちの夫は着るものに興味が無い。 清潔ならばいいのだという。 道理ではある。いいですよ、自分はね。 と、放って置いたらえらいことになった。だるんだるん。一言で形容すると。 で、かましてやりました。 「ちょっと鏡を見ていらっしゃい。酷すぎる。」 その日はとりわけ素晴らしいコーディネートで、鏡に映った... 続きをみる

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  • 雨冠に散

    ここ二日ほど体調が良い。 良いといっても、片足跳びをしてみて足が床から離れる事はない。 元気な頃とは比べるべくもない身体能力である。痛みもある。 それでも「今日は良いぞ!」という日には、料理をしようと手芸をしよう、片付けをしようという気にもなれる。 すると、なんだかこのままこんな日が続くのではと思... 続きをみる

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  • 「たかが」と言えない

    長く生きていると不思議だなあと思ったことの一つや二つ誰にでもあるだろう。 この前、「医者を選べ」という言葉を書いた後、思い出したことがある。 実はこの言葉は私が思い付いたのではなく、近所の神社のおみくじの言葉なのだ。 正月には家族揃って初詣でに行くのが習いだったが、その年は、次女のアトピーの治療は... 続きをみる

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  • 医師

    これまで自分と家族の病気で本当に沢山の医者に会って来た。 選ぶ余地なくかからざるを得なかった人もいれば、追い詰められて血眼になって探してたどり着いた人もいる。 友人の中に、夫婦そろって頑健、病気知らず。よってその子供たちも三人が三人心身共に健全で、子供たちが小学校に上がる時、かかりつけ医を書類に書... 続きをみる

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  • 娘からスープのセットが届いた。 幼い頃親をちっとも困らせなかった娘から。 お姉ちゃんのお遊戯会をつまらなさそうに溜息をつきながら、ずっとすわって我慢し続けていた娘から。 反抗期がなかった娘から。 重症のアトピーと母娘で闘って、ピカピカの肌になった娘から。 大学卒業前、一緒に行ったイタリアでふざけ合... 続きをみる

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  • 手術?

    「肩腱板完全断裂」だそうだ。 昨日の整形外科の診察でそう言われた時は、ぽかんとしてしまった。 手術を勧められて。 身体が動かなくなっていくという難病持ちである。アスリートではないのであるからして、このまま保存療法で騙し騙し 行けないかと考えていた。 不便はあるだろうが怪我をした日から2カ月半経って... 続きをみる

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  • 空を見上げて

    三時過ぎに目が醒めた。 五時間眠れたようだ。寝床でブログを書きながら、ふと夜が明けて行く所を、暗闇が明るむところを久しぶりに見たくなって、そろそろと雨戸を開けた。 西に大きな満月。 わお。 月には最近怖さを感じる。 10月の大きな台風が過ぎた夜中、目覚めて戸を開けた。 息をのむほどの皓々たる満月が... 続きをみる

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  • 旅は

    旅が好きだった。 夫が定年を迎えたとき、私の身体が既に不安を抱えていた事もあったし夫自身があまり丈夫ではないので、すっぱりと辞めてもらった。 10年間旅行が楽しめるといいねと当時夫は言ったが、私はそうねといいながら、5年かなと思っていた。 5年が過ぎて、ほぼ私が想像していた状況になった。あの時仕事... 続きをみる

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  • 待合室にて

    大学病院の待合室である。 時間ばかりが過ぎ、中待合に入っても一向に名前は呼ばれない。向かいに座っている20代と思しき女性はこめかみを押さえたまま動かない。車椅子の髪を綺麗に結った老婦人の手を摩って「もうじきだからね」といっている娘さんは何回同じ言葉を繰り返したのだろう。 この無為に過ぎていく時間の... 続きをみる

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  • ダメかと思った。

    身体は動かない、気分は凹む、寒い。 スーパーでは夫にしがみ付いてやっと歩けた。 これはもう自力で歩行はここまでかと天を仰いだ。 薬の副作用なのか、病気そのものの進行によるのか、一体これは何なのだ、もうここまでか。 とは思ったが、もう一踏ん張り出来ないか。薬は体内に入れば、吐き出すことは出来ないが、... 続きをみる

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  • 部屋

    模様替えが好きだ。 身体が動く頃は、婚礼箪笥とパソコンデスク以外は何でも動かした。 男の人は突然今までの動線を失い、めんくらう事があるらしい。なかった筈の所に家具があって、脚をしたたかぶつけたり。 そんなことを誰かのエッセイで読むまで考えもせず、まあ好き勝手やっていた。 今、子供部屋二つは荷物に埋... 続きをみる

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  • 眠れない夜に 7

    ブログというものが何であるのかわからないまま、好奇心で無謀にも大海に漕ぎ出しました。 ただ書くことが好きというだけで。 日が経って、不思議な感覚に捉われています。好き勝手書いているだけの駄文を見て下さっている方、時々覗いて下さる方が見える。 ポンと新しいマークが貼られていたりして、不思議で、嬉しく... 続きをみる

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  • 右腕となる物を求めて

    ハンズフリーのヘアドライヤーが届いた。 右腕が思うように動かなくなって、改めて出来て当たり前だった動作の中で如何に右腕の締める割合が多かったかを思い知らされた。 転倒が原因だったけれど、それ以前から右肩が痛んでいて、転んでそれにトドメを刺した形になった。 箸を持っても箸の先が口まで来ない。 歯を磨... 続きをみる

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  • 柚子で

    昨日、夫と二人で庭の柚子100個ほどでマーマレードを作った。朝から始めて終わったのが二時ごろ。 昔は一人で作った。娘と、癌を患って最後の暮れをこの家で過ごした母とも作った。今年はもう無理かと思っていたら、夫が指示してくれればやるという。 朝、チョキン、チョキンと庭から鋏の音が聞こえて来て、「あら、... 続きをみる

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  • 気配

    もうね、眠れない夜になんてのんびりしたこと言っていられなんです。うー、 肩が痛くて。夜間疼痛っていうのでしょうか。ツーンツーンと、肩のお肉に深くまで細い(ここビミョー)五寸釘を打たれてる感じ。うー。 堪え性がないので、我慢のコップはすぐ溢れる。で、怪我した自分、医者、その他諸々恨む。やけっぱち。ど... 続きをみる

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  • 椅子が欲しい

    近くの婦人科に行って驚いたことがある。個人病院で、先生の評判もいい。出産も出来る。建物自体もおしゃれ。 待合室には大型テレビで静かに環境映像が映し出されている。 がっ、しかし! 椅子が木のベンチ。 で、壁に沿ってあるそのベンチ一列も、 それが患者で埋まると玄関のところに丸い座面の補助椅子のようなの... 続きをみる

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  • 眠れない夜に6

    悠々自適。 泰然自若っていうのもいいな。 人間万事塞翁が馬と達観して 行雲流水、 些事に拘らず 日々是好日。 健康で 晴耕雨読の日々。 なにが有ればいいの? なにをどうしたら少しでもそこに近づけたの? お金と健康と素敵な人間関係と自分磨き? 60年以上生きて来て、 今自分がどう在るかというと、 う... 続きをみる

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  • 視線の先にあるもの

    向かい合って話しながら、相手の視線が気になることがある。 気になり出すと、話の内容と並行して「何故だろう?今日は最後まで一度も目を合わさないのだろうか」という疑問を抱きながらのひとときとなる。 ヘンでしょうか。私。 滅多にいません。徹底的に逸らす派は。 私の後ろの背後霊かなんかと話してる?って人は... 続きをみる

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  • とどのつまり

    人と人とを結ぶ糸を紡いでいくか行かないかは、詰まるところ好きか嫌いかということではないかと思っている。 「好き」は声や容姿かもしれない。話し方やセンスかもしれない。「好き」は部分的かもしれない。それでも関係を絶たないなら、「好き」の部分が多いからか残っているかだと思う。 離婚した知人、形だけの夫婦... 続きをみる

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  • 敵は己れ

    「遂にこんな時が来た」ような気がしないでもない。 「会いたい人に会っておこう」 「やりたいことはやっておこう」 「しなければならないことをしよう」 身体さえ動けば全てでなくても、八割くらいはできるような気がしていた。 ところが五割程度に届くか届かないか、まさに道半ばにして行くてを阻んだ敵は、「もう... 続きをみる

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  • 眠れない夜に5

    前に同病の友人の一人に、確認はしてあった。 「スリープモードにしてあるよね。私が夜中にメールしても起こさないよね。」 「大丈夫。」 それで丑満時、私は眠れないままに彼女にLINEした。 「既読」 「え?起きてたの?返事要らないわよ」 「いいのよ。眠れなかったの。びっくりさせようと思った。」 ひとし... 続きをみる

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  • 遥かな友に

    学生時代、合唱団にいたことがある。 その合唱団の愛唱歌がこの「遥かな友に」だった。 テナーソロから始まるロシア民謡「カリンカ」「マタイ受難曲終曲」、、、 三年生の秋までの在籍していた間、指揮棒が振り下ろされると気持ちの良い緊張感と厚みのあるハーモニーが身を包んだ。 今も心に残る曲、懐かしさに目を閉... 続きをみる

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  • いもうと

    数十年という長い自宅介護生活を終え、両親を施設に送った義妹。 「取り憑かれたように毎日片付けてるよ。」と弟がメールして来た。 夜、「オムツを換えて閉店でーす。おやすみなさい。」と私の脳天気なメールへの返事の終わりにサラッと書いてくる人だ。 本当によくやった。尊敬している。弟も含めて。 「もう入って... 続きをみる

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  • 未だ見ぬ世界を

    知りたいと思うことがある→YouTubeを見る。 という動作が当たり前になってしまった。未知の扉は簡単に開かれる。動画で一目瞭然である事柄は多い。手取り早い。 例えば最近知りたかったこと。 1、沖縄の人が吹く指笛の吹き方 2、タティングレースの手の動き 3、英字新聞を使ってトートバッグを作る方法 ... 続きをみる

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  • 相撲は愉し2

    今日は好きだった嘉風が親方として出演するとのこと。嬉しい。いつも清々しい印象だった。軍配がかえると、迷いなくスッと拳をつけて闘いに臨んだ。 夫はポーカーフェイスの遠藤が贔屓。上手いなあと思う。痛いところもあるだろうにサポーターも着けずに整った顔にまわしひとつ。組んで闘う。ただ勝てばいいというのでは... 続きをみる

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  • 相撲は愉し

    大相撲が始まっている。 世の中の色んなものが変わったけれど、この相撲、お相撲さんというのも私の年代の人間にとってはほぼ、ほぼ様相を変えたと感じられるものの一つだろう。 モンゴル対モンゴル ブルガリア対ジョージア 中国対え?あの人ハーフなの? 青森とか石川県出身なんて出て来ると 「よし」って思ったり... 続きをみる

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  • ぷかり

    早くも浮かんで来てしまいました。 相変わらず眠れない夜は続いています。 加えて、肩も痛い。心も痛い。 接骨院の先生は一生懸命治そうとしていてくれた。それは確か。 でも整形外科の方は? 何故治りが悪いからエコー受けて来てと言ってくれなかった? 一度症状が良くなったことがあって、でもそれからまた違うと... 続きをみる

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  • キンちゃんのように

    ブログってなんだろう、と思いながら足を踏み入れました。 書くことに自信がある訳では無いけれど、好きだから書いてみよう、ただそれだけ。 ところが一週間書いていたら、このiPhoneの向こうに読んでくださっている方の姿が感じられるようになって来ました。途中からその方達に向かって話していました。ありがと... 続きをみる

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  • ペット2

    もう一匹のペットは八月で一歳になった。名前はニール。 以前家族で見ていた海外ドラマ「ホワイトカラー」の主人公、マット・ボマー演じるところのニール・キャフリーから頂戴した。 天才的詐欺師、ニールがFBIと取引をして捜査に協力するというドラマだが、とにかくマット・ボマーの素敵さが半端ではなかった。なが... 続きをみる

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  • ペット

    うちには二匹のペットがいる。 一匹は、その名を「きんと」という。朱分金である。 三代目かな。四代目かも。庭の隅の水遣りポリバケツに住んで、たっぷりの雨水の中で悠々と泳いでいる。 二代目の頃だと思うが、一匹では寂しかろうと後からもう一匹入れたら、それが病気だったらしく二匹とも死んでしまった。その反省... 続きをみる

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  • 雨の朝に

    30年住む我が家の周辺の様子は随分と変わってしまった。 かつての開発を免れて、前の山に清々しく立っていた山桜は気がついたらなくなて、今は十数軒の白い家が建っている。ずっと前からそうだったという風情で。 庭を訪れていた13種類の野鳥も数えたら数種類になっていた。 山に向かってバードコールを鳴らすと、... 続きをみる

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  • アドラー

    先日、本当に数年振りに一人でのんびり本屋を覗いてみた。 本が読めなくなって久しい。 加齢から集中力が衰えたせいか。でもそんなことを言ったら同世代の読書家に失礼というものだろう。 もしかして脳に入れた電極が前頭葉にいたずらしている? フィクションには全く食指が伸びない。 結局手に取って買ったのは「ア... 続きをみる

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  • ふるさと 私の。

    子供の頃、夢のような一年半を岩手県盛岡市で過ごした。単身赴任していた父に合流する形で、母と私、一つ違いの弟は見知らぬ東北の地に立った。 そこで私を迎えてくれたもの。 人をいじめるということをしない子供達。はにかみ屋の男の子たちと人懐こくて笑顔が可愛い女の子たち。 春に六年生のクラスに入った。芋煮会... 続きをみる

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  • 故郷

    吉幾三が「津軽」という全編津軽弁の曲を配信し、後発としてこの度DVDを発売するそうである。(した?) 若き日「おら東京さ行くだ」と歌った人が恐らく字幕が無ければ殆ど意味が分からないであろう津軽弁で、去って故郷を顧みない子供達にラップで語りかける。 帰って顔を見せろ。 親は老いてあと何年生きられるだ... 続きをみる

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  • 書くこと

    ブログってなんだろうと思っていた。 理解出来なかった。自分の思いを綴るだけなら日記で済む。不特定多数の人に向かって発信することの意味は? 数日前、眠れない夜、わからないまま読んでいたら私もふと書きたくなった。 そして目立たないように未知の世界に足を踏み入れた。 読んでくださっている方がいらっしゃる... 続きをみる

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  • 「闘病」のタグ

    難病だと言われ、受け入れられずにドクターショッピングに明け暮れた。 結果、辿り着いたのは四年半前に宣告されたのと同じ病名。 その頃にはもう思いつく殆どの診療科を訪ねていたから、ダメ出しのように告げられた病名を素直に受け入れた。 パーキンソン病..... この難敵との闘いを始めて12年目に入ります。... 続きをみる

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  • 眠れない夜に4

    ゴングを鳴らすのはいつも私だ。 口舌永久格闘技戦。 チーン。 夫の退職後、私の我慢のコップの水はたやすく溢れる。 黙っていればいいものを、これで二日三日のダンマリ地獄の扉が開くことがわかっていながら、私は自室でひとり作り上げた怒り玉を手にがっと襖を開ける。 「!」✖️「!」「!!」✖️「!!」 詳... 続きをみる

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  • 「時代」

    中島みゆきがギターを抱えて舞台に立ち、「時代」というこの名曲を歌ったのはいつだっただろうか。 ヤマハ・ポプコンの舞台にジージャンを着てにこやかに現れた中島みゆきは、迫力のあるアルトでこの歌を歌い上げた。 初めて聴いたその時から40年近い年月が流れた。  今はこんなに悲しくて涙も枯れ果てて  もう二... 続きをみる

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  • 眠れない夜に3

    今日も今日とて就寝後きっかり二時間で目が覚めた。どうなってるの、私の脳。一番がっかりするのが目が覚めて枕元の時計を見たら、まだ「今日」だった時。朝まで長いわー。 でも、と開き直ってこの何をしてもいい空間でこの貴重な時間を再び睡魔、魔はないかな、眠りの妖精が訪れるまで遊ぶことにしている。 遊びをせむ... 続きをみる

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  • 雨冠に月

    父方の曽祖母の名前が雨冠に月と書いて「よう」だと知ったのは数年前のこと。今はもう使われていない漢字で、意味は「おおぞら」。 東北の寒村で、嫁いで祖父を産み、結核で離縁されて実家に戻り間もなく亡くなった。連れ合いだった曽祖父も後を追うように亡くなり、祖父は一人っ子で家系を繋いだ。 ようは、離縁された... 続きをみる

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  • 笑う

    朝起きるとYouTube を開いて「すべらない話」を聴く。 吉本の芸人達が自分達の経験を面白おかしく語る。話術の妙というのだろうか、 若干の脚色があるかもしれないけれどそのおかしなお話達は、私に「あはははは」という声を出させる。 私が10年以上前に取り憑かれた病は、感情の動きが大いに体調や身体の動... 続きをみる

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  • 眠れない夜は 2

    眠れない夜は3時間眠れていたら、起きてしまこともあります。 この夏には庭に立ってペルセウス流星群を探していました。空は晴れてきっと家の灯りがなければ見えるのだろう。恐らくは見えない星を探して、夜中の庭にパジャマで立ち尽くすバーさんがひとり。 遂に始まったか徘徊が、と(隣のご主人に見つかったら)思わ... 続きをみる

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  • 眠れない夜に

    真夜中。眠れない。明日は出掛けなければならないというのに。 いつの頃からか眠りに就いて2時間するとぱっちりと目が覚めるようになった。 処方された催眠剤派、数日間連用すると悪夢を見る。絶叫して起きる。 そのうち叫べば目が覚めると分かって、 夢の中の中の私は力いっぱい叫ぶようになった。 寝言をはっきり... 続きをみる

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