テントの中で
今日、夫が5歳の孫の為に、庭にテントを張りました。何十年も前に買ったきり一度も使われず、もはや「緊急用です」って顔で物置で眠り続けていた大人二人が余裕で寝られる代物。
孫は大喜びであれこれ持ち込み、疲れ果てて横で眠っている娘の横で飽きず遊んでいました。
で、それを見ながら私が決めていたこと。日が暮れたら一人でここに入ってみよう。
一昨日、夫と結構深刻な話をしました。別れる切れる、熟年離婚、勿論我々自身のことについてです。もう年に一度の行事の様になっています。往生際が悪いのは私。まだこの人を変えられると何処かで思っています。いえ、思っていません。どっち?
変えようとしているのではなく、まだ分からないのです。何なの、その態度!とねじ込んでは玉砕、暖簾に腕押し。でも黙っていられない。
昨日は静かな話し合いの中で、こんなことを言われました。「いつも何かしているのが嫌だ」「ぼんやりしていることがない」
はあああああああああーーーー?!
でもわかる様な気もします。
で、日が暮れてはいったパオ。
鳥の声、草の匂い、ランタンの灯り。
ゴロンと一人横になって、時間を気にせずそれらに包まれて過ごしました。
いい気持ち。
最近に庭に来ているらしいハクビシンのことを思い出し、薬の時間を思い出して飛び起き慌てて家に入りましたが、そう、こんな時間の過ごし方もいがいかな。
あと、懐中電灯を渡してくれた時の夫の柔らかい表情も思い浮かべています。