励ます言葉
同病の友人の体調が良くない。
メールも筋肉の硬直で思うように打てず、「ごめん。限界」で終わることや、途中にaaaaaaとミスタッチがそのまま送られてくることがある。
私の文章を面白がって読んでくれるから、私も面白がって書く。
褒めるのが上手だから、つい調子に乗って書くと、返事を懸命に書いてくれる。
辛くしんどいだろうに。
諦めて欲しくないの。
毎日筋肉を鍛えて、一日でも長く自分の脚で歩けるように、お願いだから諦めないで。
そう思いながら、では一体どんな言葉で励ましたらいいのか分からない。
「頑張れ」はいけない?「諦めないで」
「へこたれないで」?
「もういいのよ。もう何もしていない。転倒を繰り返して頭を何度も打って、顔も肘も膝も打って。無理」
オフの辛さが分かるのに、酷いことを言っていると分かっているのに、頭の中でやめろと言う声が聞こえるのに、それでも私は、「もう歩きたくないの」と聞いてしまったりする。
だって私に脳には可塑性があるという本を紹介してくれたのはあなたでしょ。
4カ月間散歩とストレッチや体操をしたら、身体が変わって来たのが分かることを動画で見せればもう一度気力を出してくれるかと思い、散歩する姿を送ったりする。
そして書いてしまう。
頑張れ頑張れ。これは毎日めげてしまいそうになる私を鼓舞する言葉だけれど、伝わるだろうか。私の気持ちは。
送信ボタンをを何度か迷った末にタッチした後、頭を抱え、顔を覆ってしまう私なのだ。