今日から

日々を綴る

笑う

朝起きるとYouTube を開いて「すべらない話」を聴く。

吉本の芸人達が自分達の経験を面白おかしく語る。話術の妙というのだろうか、

若干の脚色があるかもしれないけれどそのおかしなお話達は、私に「あはははは」という声を出させる。


私が10年以上前に取り憑かれた病は、感情の動きが大いに体調や身体の動きに影響する。

一時間半おきに飲む薬で何とか動いている身体にマイナーな感情は禁物なのだ。

けれどそれがわかっていても、古女房と古亭主の日常に声を上げて笑うことがあるだろうか。

ない。断じてない。全くない。

私は「笑う」為に、脳にエンジンをかける為にこの「ガチャガチャと喧しい」と恐らく夫は一蹴するであろう番組を聴き続ける。


松本、小藪のセンスには拍手をおくりたいほどだ。

松本人志の父上が亡くなった時の火葬場での話。

兄貴が酒好きだったお父さんにこれでもかという程泣きながら酒をかけた。松本は段々心配になる。「大丈夫かいな。そんなに酒かけて、蒸し焼きにならんか。親父が酒蒸しになってアサリみたいにパクッと口開けたらどないすんねん」


夫が寝る前に経皮吸収型の薬を貼ってくれます。自分でうまくできない二の腕に、毎日包帯と絆創膏で。昨夜その手が何の加減か滑って私の鼻をかすりました。

「猫パーンチ?」って言ったら「ふふっ」って笑った。笑ったんです。

だから訂正。「全く」はね。