右腕となる物を求めて
ハンズフリーのヘアドライヤーが届いた。
右腕が思うように動かなくなって、改めて出来て当たり前だった動作の中で如何に右腕の締める割合が多かったかを思い知らされた。
転倒が原因だったけれど、それ以前から右肩が痛んでいて、転んでそれにトドメを刺した形になった。
箸を持っても箸の先が口まで来ない。
歯を磨くのも、左手のぎこちなさと言ったら、よその家に「お邪魔します」と言って上がるときの他人行儀な風情に似ている。
で、ドライヤー、降参です。全剃毛で頭の手術をした後は染めないと決めていたから、今私の髪は同年代では恐らく一番お金と手間のかからないグレイのショート。コーム型のドライヤーでセットし、ちょっとクシャクシャと手櫛でかき回して見すぼらしく見えない程度に艶を出せば一丁上がりだったのに。
そうだ!ハンズフリー。
暫し通販サイトを矯めつ眇めつ。
このところ、とてもじゃないが足が入らない靴下、店頭販売の5、6倍の価格を付けていたお饅頭、ととほほな目にあって、通販性悪説に傾きつつある。
が今回は正解。
身体が衰えて動かなくなって行くのを、こうして便利な物で補って行こう。
電気圧両鍋、ルンバ、電気歯ブラシ、
1人用炬燵、足温器等々。一番のヒットは跳ね上げ式眼鏡。
歩きやすくて滑らない室内履き、
軽くて安っぽくなくて外ポケット、内ポケット充実したバッグ、一体いつ巡り合えるのだろう。
ネットサーフィンは続きます。