雪の真白のように
久しぶりに本当に久しぶりにモグラのようにぽこりと顔を出してみました。
お久しぶりでございます。あるいははじめまして。
怒涛のように1年が過ぎました。風のように1年が過ぎました。あまり心身ともに良いとは言えない年でしたが、そのことを考えると「面倒」なので振り返らないことにしています。
「面倒」…ずいぶんと乱暴な言葉ですが、過ぎた日々を振り返ってみると、悔いることの方が多くてブンブンと頭を振りたくなります。取り返せるものでもなし。
出来る限りまっさらな気持ちで新しい1年を始めたいと思っています。
「始めなければ」ではなく。
先日思いもかけぬ大雪が降り翌日、庭木は名残の雪をいただいて朝日に照り映えてていました。
柚木の人にキジバトが1羽、地面をつつきながらのんびりと歩いていました。
なんてキレイなんだろう。見とれてしばらくして、
「ねぇお父さん、花札にこんな絵柄なかったっけ。」
「ナイナイ」夫はハハハと笑いながら返事をしました。
庭の片隅に庭でもしないで大きなかぶになった千両があるのですが、その端っこに植えた覚えのない紅白の万両を発見。
おそらく庭を訪れる野鳥の誰かが落としていったものとみられます。これを吉兆と言わずして何と言いましょう。
このおめでたい木を挟んで夫とまた微笑みました。微笑むことが「でき」ました。
ビミョー。
人との関係において大切なのは距離感。それを実感した2021年でした。五年が一覧できるカレンダーを部屋に貼りました。1日1日を大切に穏やかに過ごしたいと思っています。
もうじき67歳。絶賛ポジティブキャンペーン中。