ジャブ
一瞬のことが、その後ズルズルと引き摺る後悔を生み出すことになる。
生来の粗忽さが日頃の振る舞いの源、分かってるのにやってしまった昨日。
階段でバランスを崩し、手摺を離さなかったからこぶ程度で済んだけれど、後頭部を廊下を挟んだ向こう側のドアで強打。ドアの負け。頭の跡と亀裂で。
中空のあるベニア2枚で挟んだドアで幸いだったが、何かの角や硬い床、手を離していたら脳挫傷の一歩手前くらいかもという転落だった。
ダメダメ、落ちるというスローモーションのような感覚の後の大きな音で夫が飛んできた。
昔バイクで、頭で危険性が分かっていたのに一度カーブで膨らみ、対向車を避けようとして、軽くだが倒れて初めて怖さを実感した。
また車に猫が突っ込んできて撥ね、車に物が当たった時の衝撃を知った。
気をつけないとダメですよと神様がジャブを下さる。
階段を上るのも運動になると思っていたが、しばらく自粛しよう。
とこぶを撫でながら。