今日から

日々を綴る

笑う

朝起きるとYouTube を開いて「すべらない話」を聴く。

吉本の芸人達が自分達の経験を面白おかしく語る。話術の妙というのだろうか、

若干の脚色があるかもしれないけれどそのおかしなお話達は、私に「あはははは」という声を出させる。


私が10年以上前に取り憑かれた病は、感情の動きが大いに体調や身体の動きに影響する。

一時間半おきに飲む薬で何とか動いている身体にマイナーな感情は禁物なのだ。

けれどそれがわかっていても、古女房と古亭主の日常に声を上げて笑うことがあるだろうか。

ない。断じてない。全くない。

私は「笑う」為に、脳にエンジンをかける為にこの「ガチャガチャと喧しい」と恐らく夫は一蹴するであろう番組を聴き続ける。


松本、小藪のセンスには拍手をおくりたいほどだ。

松本人志の父上が亡くなった時の火葬場での話。

兄貴が酒好きだったお父さんにこれでもかという程泣きながら酒をかけた。松本は段々心配になる。「大丈夫かいな。そんなに酒かけて、蒸し焼きにならんか。親父が酒蒸しになってアサリみたいにパクッと口開けたらどないすんねん」


夫が寝る前に経皮吸収型の薬を貼ってくれます。自分でうまくできない二の腕に、毎日包帯と絆創膏で。昨夜その手が何の加減か滑って私の鼻をかすりました。

「猫パーンチ?」って言ったら「ふふっ」って笑った。笑ったんです。

だから訂正。「全く」はね。

眠れない夜は 2

眠れない夜は3時間眠れていたら、起きてしまこともあります。

この夏には庭に立ってペルセウス流星群を探していました。空は晴れてきっと家の灯りがなければ見えるのだろう。恐らくは見えない星を探して、夜中の庭にパジャマで立ち尽くすバーさんがひとり。


遂に始まったか徘徊が、と(隣のご主人に見つかったら)思われるかもという風情ではありました。

目を凝らすこと数十分間。闇に目が慣れてくると、見えるのです。沢山のキラキラ瞬く星々が。


ペルセウス流星群ではないのでしょうが、なんという美しさ。哀しさ。

首が痛くなるまで堪能し、本当は寝転んでみたかったなあと後ろ髪を引かれながら寝床に帰ったのでした。。


いや、しかし、何処がポイントかと狭い庭を歩いていたら、猫除けセンサーがパッカパカ馬鹿みたいに光って焦りました。仕事してたのね、センサー。

眠れない夜に

真夜中。眠れない。明日は出掛けなければならないというのに。

いつの頃からか眠りに就いて2時間するとぱっちりと目が覚めるようになった。

処方された催眠剤派、数日間連用すると悪夢を見る。絶叫して起きる。

そのうち叫べば目が覚めると分かって、

夢の中の中の私は力いっぱい叫ぶようになった。


寝言をはっきりいう人もいれば、フニャフニャと何らかのスィッチが入って寝言語に変換される人もいるようだ。

私はフニャフニャ派らしく、よって叫び声もきっと恐怖とはかけ離れた力の抜けた「息漏れ」に近いのではないかと思われる。


思われるというのは、夫婦寝室を別にして久しいから。以前は隣りに寝ていた夫が、私が叫ぶと背中をトントンと叩いてくれたものだが、老いた夫の睡眠を妨げるのが申し訳なく、二階に移って貰った。叫んでもひとり。


今日、気まぐれにブログというものを始めてみた。訪う人なき浅茅が宿になるやもしれず。そろりそろりと踏み出しました。

寝ます。せめてあと一時間。トータル3時間にしたい。よしっ。