コートを買いに
午前1時半、よし、5時間眠れている。部屋の片隅の小さなライトのあかりの中で過ごすこの時間が好きです。
催眠剤がどうしても悪夢を呼ぶので、再び眠りにつきたいときには赤ワインを飲むようになりました。
アルコールは良くないのですが、この時間には薬も切れているだろうという雑な考えから。少々ぼんやりした頭で打っています。
さて昨日は、もう春が近いというこの時期ですがコートを買いに行きました。いくつかのお店を覗いて服を買うという事は体力的にできなくなって、けれどコートと言う大物を通販で買うというのはやはり冒険なので試着必須。
1番寒い時期に着る手持ちのコートは、オリーブグリーンのダウンです。病院などで脱ぐとまるで布団のようにかさばります。これを着て外をさっさと歩いていたのはいつのことだったのでしょう。
考えてみれば、今移動はほとんどが 車です。しかも車を降りて入る施設は暖かい。そうだ、軽やかなコートを買いに行こう!思い立ったが100年目(?)
夫はどうしても車で連れて行くと言うので、あまり時間をかけないようにとお店を決めて出かけました。
夫にはペットショップや本屋さんで時間をつぶしてもらい、いくつか選んでから電話で呼び出して見てもらって決定。
夫が指差したのは、深いグリーンと黒のチェック、えりがきれいに立つA ラインのゆったりしたロングコートです。
私が最後まで迷った茶系のコートは、まず最初に外しました。
歳をとると以前はよく選んでいた茶系を選ばなくなりました。枯葉の色を纏いたくなくなると言うのは自然なことなのでしょうか。
亡くなった私の母が、誕生日のたびに義妹から贈られる服が「いつもいつも茶色なのよね」とぶつぶつ言っていましたっけ。ふとそんなことを思い出しました。
歳をとったらきれいな色を着ましょうと言われますが、自分に合わない色はわかります。そんなことを思いながらここ数年選んだ服はほとんどがブルー系になっていました。
去年あたりからか少しずつグリーン。
夫を呼んで見てもらわなければ危うくふらふらと茶系を選ぶところでした。
もちろん茶色をおしゃれに美しく着こなすシニアもいらっしゃるでしょうが、私は脱落です。若い頃は黒もよく着ましたが、もう買わないことにしました。
年寄りじみてなくて、かといって無理しているように見えない、自分に合った色、、、、なかなか難しいですね。