今日から

日々を綴る

風に吹かれて

次女が家を出て3年経った。

荷物が大量に残っている。二つの部屋が使えない。

いったい独立した子供の荷物を世の中の親御さん達はどうされているのか、こういうときはネットで調査。このままではあれこれ捨てて空き部屋の有効利用を図った意味がない。


おかしいな。一度は一部屋出来たはずが、徹底的にやらなかったせいか再びもので埋まっている。この大きな本棚を退けるところから始めよう。

そうそう。その前に市場調査。


・勝手に処分できない。(所有権の問題?)

・3年経ったら処分の約束。(ふむふむ。)

・そのまま。子供の部屋は収納不可能だ  

  ろうから。(優しい。)


そして結局どうするか決めかね、段ボールの中身の状態が心配になりもして、取り敢えず作業開始。

やっと娘とは普通のやり取りが出来るようになったのに、やめろやめろという内なる声がする。その声に耳を塞ぎ、片付け続けること数日間。劣化して使えない物等以外の全てをプラケースとカビの生えない圧縮袋に詰めて、クローゼットと納戸にした一部屋に押し込み清々しい一部屋を作った。


東南の角、日当たり良好。

部屋にはベッド、夫の手製の机とベンチ。

机の上に小さなグリーンと写真立て。

暖かい灯りの電気スタンド。それだけ。


折しもこの暑さの中、私の寝室のエアコンが壊れ、業者が今混んでいるとかで、買い替えと取り付けまでの一週間以上の避難場所になった。


次女にはこれはどうするのかと送り付けたメールや写メに逆ギレされて、夫にはここで波風立ててどうするというようなこと言われたけど。波風立てました。

私はその波風に吹かれながら洋裁をし、涼しく寝ています。

優しくないのでしょうね。