観察が好き。於朝ドラ。
今シリーズも朝ドラを見ている。
8:00、我が家の成員二名はそれぞれの個別の作業を中止し、リビングに集合する。凝視!注視!入魂の視聴。ちょっとうそ。
今回はモデルが浪花千栄子と渋谷天外。
渋い。
モデルは渋いが、ドラマのテンションが高過ぎていっとき戦線離脱しかけた。
が、そうなった時のいつもの伝で、もう一回だけ観てみようと思った回の見どころに感心して視聴再開、、「おちょやん」も。
出演者の中に今まで知らなかった俳優、女優を見つけるのも楽しみだが、とにかくまずキャスト。
杉崎はな。
中学生頃の出演ドラマを見たが、食事場面で箸の使い方、置き方がとてもきれいだった。成長して迫力のある女優に。拍手。
ほっしゃんはいつもながら目が怖い。
こんな顔は滅多にない。どんなひとなんだろうと思ってしまう。バライティに出ずにどんどんミステリアスものを秘めた怪優になってほしい。
岡安の先代女将。おばあちゃん。
物思わしげな表情、花が開いた時のような笑顔、手放しで泣く、泣き笑い。
襟元の綺麗さもさることながら、この人口元の美しさに魅了されている。
それと名倉潤。頼りなさそうで今のところ優しいだけみたいな婿の役。
以前よりずっと存在感があると思う。この前のドラマでやはり頼りない婿を演じたベテランよりもっと頼りなさがあって
画面に姿を見つけるとつい目がいってしまう。
そして一平。数々のハンサム君をメジャーシーンに送り出してきた朝ドラで、
今回初めて見た時は正直肩透かし。ところがこの間の、この人の眼からスローモーションのようにぽろりと涙が溢れるシーンを見て、なるほど!ここにきてやってくれましたね、ときたもんだ。
先日観た「太宰と三人の女たち」という映画。
キャストにも太宰というひとの理解度にも映像にも首を捻りながら、遂に残り20分で寝てしまったが、この成田さん、太宰やれたんじゃないですか。
なんて好き勝手。