今日から

日々を綴る

黒髪に霜の降る迄(まほろば・さだまさし))

今日は地元の患者の会に初めて出席した。


集団が苦手である。この歳になって新しく知り合いを作る事に腰が引ける。

会場まで通えるのかという物理的な不安要素もある。

あれこれ考え、答えを出すということが面倒になって、思考停止。ここ数年そんな感じになって来ている。


先のことはいいよ。家に篭ってるよりいいんじゃない?人と話すことに飢えているんでしょ?ハイハイ、行っちゃいな。の勢いでの参加となった。


座談会があって、そこでの介護者側の方、それぞれお連れ合いを介護されている奥様、ご主人の言葉が印象に残った。


私は言うまでもなく介護される側。夫の時間を奪い、申し訳なく思いこそすれ、夫婦になる時「病める時も」と誓ったののだからなどとはこれっぽっちも思ったことはない。だからどんどんいじけて行く。


奥様が今入院されて、一人になって、掃除もしなくなった、庭の手入れをする気も起きないと発言された方がいた。

ご主人がパーキンソン病に加え加齢性黄斑を発症されて、いっときも目が離せない。デイサービスに週二日お願いすることで乗り切っていると言う奥様は日々一緒に同じだけの運動をされている。声に張りがあって、がんばれと回数を唱えながら歩けなくならないように励ましている姿が想像された。


どちらの方も自分にとって病気の連れ合いは足枷などではなく、生きる支えになっているという思いが伝わって来た。


いじけず、私に出来るだけの努力ー1日でも長く歩けるようにーをして行こうと思っちゃったりした日でした。行ってよかった。